今CMが放送されて話題になっている「炭酸泡洗顔」
もともと泡で出てくる洗顔料はあったけど、炭酸泡洗顔とはどんなものなのか。気になりますよね。
調べてみると、いろいろなメーカーが販売しています。
効果やおすすめの商品があるのはわかるのですが、そもそも初心者はどうしたら良いのでしょうか。
さらに深く調べていくと、肌に良くないって噂も。
そこで今回は、
- 炭酸泡洗顔ってなに?
- 炭酸泡洗顔の使い方
- 良くないって噂は本当?
についてお伝えします。
炭酸泡洗顔ってなに?
二酸化炭素が含まれた洗顔料

炭酸泡洗顔とは、二酸化炭素が含まれている泡で出てくる洗顔料のことです。
固形石鹸やペーストの洗顔料では、同じふんわり泡を作るのに時間がかかりますよね。
コツを掴まないときれいに泡立てることもできないので、十分な洗浄効果も得られないことが多いです。
ネットを使って泡立てる方法もありますが、最初から泡で出てくることで「泡立てる」という作業自体をなくすことができます。
魅力的だと思いませんか?
メリット

炭酸泡洗顔を使うことでこんなメリットが得られます。
- 泡立てる手間が省ける
泡で出てくることで、面倒でコツが必要な泡立てが不要になります。どのくらい洗顔料を出して、どのくらいの水を足して、付け足してのような調整は時間がかかります。水も流しっぱなしになるので、節約面でも気になってしまいますよね。シュッと手に出すだけなので、その時間も資源も最小限にできます。 - 毛穴の奥まで洗い流せる
キメの細かい泡が出てくるので、毛穴の奥まで泡が行き渡って汚れや皮脂を浮かせて、しっかり洗い流せます。毛穴詰まりや毛穴が広がってしまいメイクや汚れが毛穴につまりやすい方は求めている効果なのではないでしょうか。 - 炭酸の刺激で血行促進
炭酸は、泡立てるためだけにあるのではありません。炭酸泉のように、肌に炭酸を当てることでパチパチと弾ける気泡が刺激となって血行を促進してくれます。炭酸飲料のような炭酸ではなく、気泡自体がやわらかく弾けるので、心地いいのです。 - マッサージ効果
炭酸のパチパチと弾ける感覚は、肌を適度にマッサージしてくれます。肌を擦ってリンパマッサージをするよりも肌の負担が少なくマッサージ出来るのがいいですよね。バスタイムのリラックスにも、朝のむくみをスッキリさせるのにもおすすめです。
デメリット

メリットがあれば、デメリットもあります。
- 保湿能力はもう一歩
炭酸泡で出てくるので、洗顔料が弾けてしまうことが多いです。そのため保湿を重視している人にとっては物足りないと感じるかもしれません。乾燥肌の方にはツッパリを感じやすいという方も。保湿効果を高められるよう改良された商品もあるので、何種類かを比較してみるとよいですね。 - 種類が少ない
最近出てきた商品になるので、種類はまだ少ないです。数ある商品の中から効果を吟味して使いたいという方にはもう一声ですね。 - 肌に刺激になる
弱い炭酸で肌をマッサージしてくれる効果はありますが、肌トラブルや超敏感肌の方には強い刺激になることがあります。刺激が心配という方はお試しで使える機会があればそれを活用しましょう。刺激にならない泡と同じくらいの泡が出るもの使うなどの工夫をしてもいいですね。 - 他の洗顔料に比べて高い
炭酸泡でふんわりとした洗顔料で、チューブタイプに比べると量が少なく価格も高いです。コスパを考えるとお財布とは相談したほうが良さそうですよね。とはいえ、ドラッグストアで販売しているのでめちゃくちゃ高いわけではありません。1,000円以下のものから3,000円台まで幅が広いので、これなら、と思えるものを見つけてください。
炭酸泡洗顔の使い方
かための泡が作れるものを選ぼう

泡が柔らかすぎると顔にのせたときに泡が滑り落ちてしまいます。
泡は、汚れや皮脂を浮かしてくれる働きがあるので、肌から落としたくないものです。
泡立てているときはもう十分かな、とある程度泡のかさが増してきたら顔に乗せていませんでしたか?
スルスルと滑り落ちるのと流し切るのをタイムアタックのように洗顔しているのでは汚れはすべて落としきれません。
毛穴を塞いだり肌荒れの原因にもなるので、しっかり落とせるようにするべきなのです。
汚れを完璧に落とすには、泡のキメが細かく硬い泡を作ることが大切です。
ピンポン玉ほどの大きさを手にとって

顔を濡らしたら、洗顔料を手に取ります。
量は、ピンポン玉程度の大きさ。
炭酸泡洗顔は、手にとった後も少し膨らみます。
ピンポン玉程度手のひらに取ると、手のひらいっぱいに膨れて溢れそうなくらいです。
このくらいあれば顔を包み込むのに十分。
両手に分けて顔を包み込んでください。
洗顔するときにもう一つ、気をつけてほしいことがあります。
それは、できるだけこすらないということ。
美容家の石井美保さんは、クレンジングから美容液を浸透させるまでの一連を全くこすらない方法を提唱しています。
テレビでも紹介しており、実践している人は多数です。
最初のうちは、気をつけていてもこすってしまうことがあります。
なので、できるだけこすらないように、できれば全くこすらないことを意識しながら洗顔できるといいです。
摩擦は毎日のちょっとした行為のなかに潜んでいます。
気をつけるだけでも、こんなところが摩擦になっていたのだと気づけるので、意識することから始めましょう。
泡が残らないように洗い流して完了!

洗い流しも、普段の洗顔と同様です。
泡が残らないように流したら終了。
小鼻のくぼみ、髪との生え際、目のくぼみ、あごの下などは、泡が残っていやすいところです。
顔の角度を変えて鏡で確認しましょう。
残っていたときは、お湯でやさしくながしてあげます。
洗い流すときも、こすらないことを意識しましょう。
つい、バシャバシャとお湯や水をかけ流してゴシゴシとしてしまいますが、一度手を止めます。
お湯を手にすくって顔に当てるだけ。
細かく部分的にしっかり泡を流していきます。
回数は、20~30回ほどです。
多いと感じるかもしれませんが、満足するだけやっていると実はこのくらい回数をかけています。
鏡をみて、足りなければもう数回足して完璧に落としていきましょう。

私はキッチンペーパーを使っています。
使い捨てで水をよく吸ってくれるので気に入っています。
普段、油もののときしか出て来ず台所に眠っているならばぜひ活用してみてください。
良くないって噂は本当?
乾燥肌には強すぎることも


乾燥肌の方には、刺激が強すぎたり、保湿効果が薄いと感じることがあります。
ピリピリしたり、洗い上がりにツッパリを感じることも。
保湿がしたいと思っている方は、保湿効果に優れている洗顔料をネットを使って泡立てたほうが洗い上がりがしっとりします。
手間ですが、肌を考えると、感じる刺激が少ない方を選択してあげるのがベストです。
炭酸泡洗顔を使うときは、炭酸の含まれている量が少ないものから使い始めるといいです。
成分表示欄をみてみると、〇〇ppmと表記されています。
弱い:1,000ppm
強い:12,000ppm
と数値が少ないほうが炭酸の刺激は小さく、ピリピリが感じにくいので、成分表示をみて確認してから購入・使用しましょう。
まとめ
今回は、炭酸泡洗顔はどのようなものか、効果や使い方、良くないという噂はほんとうなのか、についてお伝えしました。
CMで見かけると気になってきますよね。
実際に直接肌に使うものだからこそ、選ぶときに妥協や後悔はしたくないです。
効果もしっかり感じたい。
自分が探している効果や、これなら使いたい、と思える商品であればぜひ使ってみてください。
まだまだ種類は少ないですが、肌への負担や日頃の手間を考えると試してみたいアイテムです。
ともにキレイを目指していきましょう。