グルテンフリーって健康に良いって聞くけど、実際はどういいの?
どんなものに含まれているの?
食べるものが不自由にならない?
言葉は聞いたことがあっても、詳しく知らない
自分なりに調べてみたけれど情報が整理できない
なんてことありませんか?
調べてみると、実はグルテンが含まれている食材はたくさん。
では、どのように実践していくといいのでしょう。
一緒に学んでいきましょう!
グルテンフリーとは
小麦粉に含まれる「グルテニン」と「グリアジン」に水を加えることで
物質同士が結びつき、「グルテン」となります。
グルテンフリーとは、グルテンという物質を摂取しない食生活のこと。
始まりはセリアック病から
セリアック病とは、グルテンを摂取することで
腸の粘膜に異常な免疫反応が起こる先天性の免疫疾患で、
吸収不良症候群の1つ。
症状:下痢、腹部膨満、疲労感、食欲不振、脂肪便、皮膚炎
吸収不良による鉄欠乏性貧血、筋力の低下、無月経 など
治療:グルテンフリーダイエット(グルテンを摂取しない食事療法)
薬やサプリメントによる不足した栄養素の補給
主な治療として、グルテンフリーダイエットが生まれ、その効果から
実践する人が増えていき、広まったと言われている。
日本人の発症はほとんどないと言われている。
しかし、症状には出ていないが体質的に過敏症である
可能性があることも考えられるようになってきた。
グルテンフリーダイエットを開始して体調が良くなったことをきっかけに
気づく人もいるのだという。
グルテンフリーの基準
世界共通の表示基準として、小麦1kgあたりのグルテンの含有量が20mg以下
(20ppm(0.002%)以下)とされています。
日本には、グルテンフリーの表示基準はありません。
ですが、米粉は、グルテンの含有量が1ppm以下であればグルテンフリーと表示できるようになっています。
また、小麦アレルギーの方のために、
10ppm以上の小麦タンパクを含む場合、アレルギー表示をさせることになっているので
それを指標にしてみてもいいかもしれません。
グルテンフリーのメリットとデメリット

これからグルテンフリーを実践していくにあたって
メリットやデメリットは当然あります。
どんな所があるのか、見ていきましょう。
メリット
小麦は依存性が高いという特徴があります。
この摂取を控えることで、食べ過ぎを防ぐ効果があると言われています。
また、血糖値をゆるやかに上昇させてくれる、腸内環境が改善する、という効果があります。
これらにより、体質や肌質の改善が期待できます。
デメリット
本来、小麦粉で作られていた製品を、米粉やその他で代用することになるので
味が落ちたように感じることがあります。
食感も同様に、パサつきやボソボソ感が目立ってしまいます。
また、食品を制限しているため、栄養価が偏る場合があります。
グルテンフリーの食材

米、十割そば、肉、豆腐、野菜、魚介類、ナッツ、チーズ、果物、米粉製品、大豆粉製品
といった、素材そのもの、もしくは、グルテンの含まれていない素材で作られた製品
であればグルテンを取らずに食事を取ることができます。
隠れグルテンに注意!
実は意外なところにもグルテンが含まれているのです!
少量であることもありますが、完全グルテンフリーを目指したい方は
頭に入れておくといいかもしれません。
調味料
醤油、めんつゆ、ポン酢、ソース類、だし、コンソメ、豆板醤、酢、味噌 など
日用品
化粧品、石鹸 (小麦加水分解成分が含まれているため)
長年の使用で小麦アレルギーを発症したケースもあるようです。
まとめ
調味料にもグルテンが含まれているものがあるとは驚きですね。
そうなると、料理が全くでできないのではないか?と思いますよね。
でも、食品表示を確認して購入したり、グルテン不使用なものを通販で購入したりと
今の時代ならば完全グルテンフリーも可能なのです。
かといって、こだわりすぎるとかえってストレスを溜めてしまうなど、
自分が無理をしている状態になりかねません。
まずは小麦製品をなるべく控えることや、普段使っている調味料の
食品表示を確認してみる、などからはじめてもいいですね。
自分が納得して続けられることがベストです!
できることから少しずつ始めていきましょう。