日焼け止めを塗っていると、肌がやけに白くなってきてしまったことありませんか?
特にSPF50など効果の高いものや白色でしっかりとベールとして存在感を感じる日焼け止めで実感したことありませんか?
値段の安いものを購入したときもあるあるですよね。
その白浮き、どうしてなるのか知っていますか?
出来ることなら、肌をきれいに見せるためにも白浮きしないように塗りたいですよね。
そこで今回は、
- 日焼け止めが白浮きする理由
- 白浮きしない日焼け止めの塗り方
- 白浮きが起きにくい日焼け止め5選
についてお伝えします。
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日焼け止めが白浮きする理由

白浮きする原因は、紫外線散乱剤
日焼け止めの成分には、大きく分けて2つの成分があります。
1つは、紫外線吸収剤。もう1つは、紫外線散乱剤。
- 紫外線吸収剤
肌の手前で紫外線を吸収して、熱などのエネルギーに変えることでUVカットをする成分のことを指します。
SPFが高い日焼け止めにはこの成分が配合されていることが多いです。イメージは、肌に紫外線を吸収してくれるスポンジをまとっている感じ。
紫外線を吸収する形でUVカットをするので肌へ浸透することはありません。スポンジという言葉から、なんとなく厚みと安心感を感じられますよね。
- 紫外線散乱剤
肌に向かって降る紫外線を跳ね返してUVカットをする成分のことを指します。
薄いベールをまとい、そのベールに紫外線を当ててはねのけるイメージです。ベールが薄いので肌へ多少は紫外線が届いてしまいます。
私たちが違和感なく日焼け止めを使用するためには、SPFもそこまで大きくできないのが難点です。
その一方で、肌への負担は少ないので“肌に優しい”印象を持つ人が多く、近年の日焼け止めでは散乱剤を使った商品が多く出ています。
この紫外線散乱剤ですが、成分自体は粉です。
このパウダーに反射して紫外線を跳ね返すのですが、粉自体の色が白いため、塗ったときに白く見えて白浮きしている、と感じられてしまうのです。
白浮きしやすい敏感肌用
敏感肌さんは、紫外線カット力の強い紫外線吸収剤を使用すると肌がチクチクしたりピリピリすることがあります。
なので敏感肌の方を対象に作られている日焼け止めは紫外線散乱剤が使われていることが多いです。
しかし、紫外線散乱剤は紫外線吸収剤に比べてSPFが弱かったり白浮きしやすいといったデメリットがあります。
敏感用でも薄くしか塗れないという方はさらに効果が薄れてしまいます。
オーストラリア発オーガニックコスメブランド【ジュリーク(Jurlique)】パウダーとして使うと白浮きを防げる

紫外線散乱剤はそもそもがパウダーなのでは?と思った方いますよね。
わかりにくいですよね。丁寧に説明していきます。
見出しで言うパウダーというのは、フェイスパウダーのことです。
日焼け止めをクリームやジェルで使うのではなく、フェイスパウダーとしてメイクの最後に顔にのせるという意味になります。
肌にしっかりと塗り込み、紫外線を透過させない仕組みを作ってからメイクをするのが基本や一般的ではありますがここでは、
パウダーとしてメイクの最後に顔にのせることで1番前でUVカットをしてくれます。
白浮きしない日焼け止めの塗り方
日焼け止めを薄く細かく塗る

日焼け止めには適量があります。
顔を例にして見ていきます。
クリーム状なら、パール2個分
ジェル状なら、1円玉2枚分
ですが、すべての人がこの量で良いわけではありません。厳密に言うと顔の面積で塗る量は変わります。
多すぎる量を一気に広げてしまうと、紫外線散乱剤の粉が明らかにわかってしまうほど白浮きします。
- 適量を手に取り、指で少しずつ取りながら顔にのせていきます。
- おでこに2点ほど、鼻の頭に1点、頬に2点などと点でのせて伸ばします。
- 薄く広がったら、また同じように塗っていきます。
- 薄いと感じたところは1点増やして広げて、均一に塗ります。
こうすることで、肌に定着しているか、白浮きしているかを確認しながら塗ることができ、白浮きを最小限にすることができます。
少々時間はかかりますが、時間のあるときに試すと平日の時間がないときでも感覚がつかめるようになってきます。
コントロールカラーと混ぜて使う
コントロールカラーとは、肌トラブルやくすみなどの肌悩みを解決するための色です。主に反対に位置する「補色」がつかわれています。
このコントロールカラーと日焼け止めを混ぜることで、肌の色に近くすることができます。
コントロールカラーをは下地として使われるので、日焼け止めのほうが先に塗るのですが、併せて使うことで白浮きする「白」を抑えてくれるのです。
コントロールカラーでいうとピンクやパープル系を使うと良いでしょう。
白は、肌の透明感やトーンアップ効果をもたらしてくれます。
- 血色感を足すピンク
- 透明感に奥行きをもたらしてくれうパープル
を使うことで、もう1歩踏み込んだ肌を作ることができるのです。
こまめに塗り直す

肌が敏感だと日焼け止めをたくさん塗ることに不快感を感じやすくなってしまいます。
また、紫外線散乱剤はパウダーなので、汗で流れていきやすいです。
SPFの強いものが使えなかったり、少量しか塗れない場合は、こまめに塗ることでベールの厚さを保ち、紫外線をはねのけるのが重要なのです。
敏感肌でなくても、日差しの強いときは2~3時間を目安に塗り直すことで、うっかり日焼けを防げます。
駅までの10分や学校につくまでの15分は意外と積もってきます。
夏が終わるころにはしっかり日焼けをしていることもしょっちゅうです。
学生のころは特にあるあるだったのではないでしょうか。

私も、自転車通学で腕がじわじわと小麦色になっていたのを思い出します。
白浮きが起きにくい日焼け止め5選
コーセー サンカット 日焼け止めジェル SPF50+ PA++++
KOSE(コーセー)からは、ジェルタイプの日焼け止めです。
ドラッグストアに行くとかなり手頃な値段で陳列されていますが、ウォータープルーフなので水や汗に強く、日焼け止めが流されることがありません。
なので白浮きする確率が大幅に減らせるということなのです。
いろいろなところに使いたいという方におすすめです。
一方で、厚く塗りすぎてしまうと擦れたときにポロポロと消しカスのようなものが出てくる場合があります。
少量ずつ塗る方法を試してみるといいですね。
スキンアクア スーパーモイスチャージェル
スキンアクアからは、スーパーモイスチャージェルです。
本当に水のようにさらっとしたつけ心地で肌に馴染みます。
白浮きという言葉を忘れていたくらい違和感なく使えます。
ベタつきやツッパリもなく、少ししっとりしているな、と感じるくらいです。
そしてそのしっとり感が、紫外線から守られている感じを実感できます。とてもおすすめです。



今でも化粧下地の代わりに愛用しています。
ずっと使える日焼け止めなので本当におすすめです!
ニベア ウォータージェル SPF50 PA+++
ニベアサンからもジェルタイプです。
ポンプ式なので、ボディークリームのように手にとって塗り拡げることができます。
1回ずつ決まった量がでてくるので、その量をしっかり広げて足りているかを確認できるのでいいですよね。
化粧水感覚でUVカットができるので日焼け止め特有の嫌なツッパリや伸び感がなく大容量なので何回でもたくさん使えますよね。これもうれしいところです。
SPF50・PA+++と、PAはこれまでの商品に比べて弱いですが、普段使いやこまめに塗ることを習慣づけるのには適しているといえます。
強いからと安心しすぎず、ケアを怠らないことは大切です。
出勤前と退勤前など複数回塗ることで効果は十分感じられます。
ビオレUV アクアリッチウォータリーエッセンス
ビオレUVからはアクアリッチウォータリーエッセンス、ジェルタイプです。
やはりつけ心地がよいのはジェルタイプですね。
効果はしっかり持ちながらも伸びも良いので少ない量で顔や全身がカバーできるのは嬉しいです。
ただ、敏感肌の方には刺激に感じるかもしれません。
普通肌の方を対象としている商品になるので、ドラッグストアのテスターでつけ心地や肌への刺激を確かめてから購入することをおすすめします。
DHC サンカットQ10EX
サプリメントや基礎化粧品で有名なDHCからは、サンカットミルクです。
ゴールドなパッケージがお高い見た目ですが、手頃な値段で購入できます。
ミルクなのに水のようになめらかな広がりとさらっとしらつけ心地にこだわって作られています。
・紫外線カット
・ウォータープルーフ
・擦れにも強い
3つのプルーフが最大の特徴です。
テクスチャーや効果の高さから20本以上リピートしている人もいるくらいすべての人におすすめできる日焼け止めです。
まとめ
今回は、日焼け止めが白浮きする原因と対策、おすすめの白浮きしない日焼け止めを紹介しました。
いかがでしたか?
白浮きには「紫外線散乱剤」が関係していることがわかりましたね。
そしてそれが敏感肌用の製品に多く含まれていることもわかりました。
- 白浮きを防ぐもよし
- トーンアップに変えてしまうもよし
うまく付き合っていきましょう。
また、ジェルタイプであれば白浮きしにくいこともおわかりいただけたでしょうか。
どのタイプが自分にはあうのか、夏がやってくる前にぴったりのものを探しておくといいですね。

