あなたは、あぶらとり紙を使いますか?
油分が多めのオイリー肌や脂性肌と言われている人は手にしたことや使ったことがあると思います。
ですが、最近はなかなか聞かないワードとなっています。
ドラッグストアでも、売り場は小さく枚数も少なく販売されていることが多いです。
洗顔や化粧水で油分を抑える事はあっても、出てきた皮脂を無くす方法は見つけにくいですよね。
そのなかでも特に下火になっているあぶらとり紙。
実は正しく使えばオイリー肌は抑えられます!
そこで今回は、
- あぶらとり紙は使わないほうがいい?
- あぶらとり紙の役割
- あぶらとり紙の正しい使い方
についてお伝えします。
あぶらとり紙は使わないほうがいい?
油分を吸い取り過ぎてしまうから

あぶらとり紙を使うと油分を取りすぎてしまうことがあります。
皮脂によるテカリやベタつきをきにしすぎてしまうと、あぶらとり紙につかなくなるまで取りきる方がいますがこれはとりすぎです。
テカリやベタつきが見られなくなり、肌触りをすっきりさせてくれるので大切なことではありますが、頻度が多いと油分を必要以上に吸い取りすぎている可能性があります。
かえって油分を分泌させてしまうから
油分を必要以上に取りすぎると、肌は油分が足りておらず危機的状況になったと錯覚します。
その結果、油分の分泌がかえって盛んになってしまいます。
しっかりと取りきった直後はすっきりしますが、すぐにベタつきが気になるようになります。
あぶらとり紙を使う量も回数も増えて、悪循環。
どんなスキンケアをしても悩みが絶えない肌にはなりたくないですよね。
肌を擦って肌を傷つけているから

あぶらとり紙で毛穴の奥まで油分を吸い取りたくて過度に押さえたりこすったりすると肌が傷ついてしまいます。
あぶらとり紙を使って皮脂を取っているのにニキビができやすいのは、肌をこすって肌を傷つけているからかもしれません。
肌をこすると摩擦でダメージを受けます。そのダメージが出来た場所にニキビのもととなる菌が入り込み肌のなかで炎症を起こすことでニキビが出来ます。
一度ニキビが出来てしまうと、気になって触ってしまったり、とびひのように範囲が広がってしまいます。
スキンケアとは別で治療が必要になることもあるので手間がかかってしまって面倒ですよね。
あぶらとり紙の役割
皮脂や汗をオフしてくれる

あぶらとり紙といえば、という役割ですよね。
誰もが知っている役割です。
メインとなっているのは皮脂のベタつきを取ったり、テカリを抑える効果ですが、特に和紙で作られたあぶらとり紙は汗も吸収してくれます。
汗だくにはならないけれど、化粧前に滲んできた汗などの少量であれば十分拭うことが出来るのです。
皮脂は、分泌される量が多いと手や物についてベタつきやオイル独特のヌルヌル感を感じます。
物に触れたときに指紋が残りやすくなったり、スタンプを押しているかのようなわかりやすい見た目の変化がありますよね。
油分なのでなかなか消えないことも難点です。
こうした印象が私たちのなかにあるので、油分が少ないほうがきれいな肌と言われ、好印象を持たれます。
浮きにくく化粧ノリをよくしてくれる
油分は、メイクを浮きやすくする原因でもあります。
クレンジングと比較してみるとわかりやすいので例に取ってみますね。
クレンジングは油分でメイクを肌から浮かせて落とします。
クレンジングオイルが代表的な商品です。
オイルだけでなく、ジェルやバームも同じ仕組みでメイクを浮かせて落とします。
皮脂も油分です。
毛穴のなかから出てきて、肌とメイクの境目に滲み出してきます。
すると、メイクが皮脂と合わっさって溶け出しメイクがぼんやりとした印象に。
同時に、分泌量が多くなればその分下から押し上げるようになるので、メイクが浮いて見えるようになります。
あぶらとり紙は、油分をオフしておくことでメイク前に顔にある皮脂を少なくし、日中に皮脂が分泌されても、メイク崩れや浮きを最小限にすることが出来ます。
これが総じて、化粧ノリが良くなった、にじみにくいメイクになったという間隔につながるのです。
余分な油分をオフして肌トラブルを防いでくれる

肌だけでなく、どんな油でもそうですが、油は空気に触れてしばらくすると「酸化」という現象が起きます。
もともと透明感のある液体だったものが、くすんだ色となり、やや濁った液体となります。
液体の性状も、サラサラしていたものから、トロっとしたやわらかい蜂蜜のような硬さがでてきます。
毛穴のなかや表面でこのような現象が起きると、毛穴にふたをしてしまい、それ以降に分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまいます。
こうした状況は毛穴にとって相当なダメージとなり、毛穴周りの皮膚が刺激を受けて炎症を起こします。
そのため、油分は毛穴が塞がる前に吸い取ってあげる必要があるのです。
あぶらとり紙の正しい使い方
肌に当てるときはやさしく置くだけ

あぶらとり紙は、ギュッと押し当てて使うものではありません。
大切なのは、「置くこと」をイメージして使うこと。
押し当ててしまうと、本来肌の表面に出てきた油分を毛穴の奥に押し込むことになります。
自ら毛穴詰まりを作っているようなものです。
これではせっかくあぶらとり紙を使っているのに、全ての油分が取り切れずに過ごすことになってしまいます。
あぶらとり紙は、やさしく肌の上に乗せることを意識しましょう。
ティッシュペーパーを顔の上に乗せるようなやさしいふんわりとした置き方で行ってください。
使うのは、1日1回2~3枚まで

あぶらとり紙を使う頻度・量として推奨されているのが、1日1回、2~3枚までです。
自分の好きなタイミングで良いですが、あぶらとり紙を使うのは女性が多いので、大体はメイク前に使いますよね。
化粧ノリもよくして1日崩れないメイクをしたいですから、このタイミングで使う人が多いです。
2~3枚というのは、顔全体で使う場合のこと。
小鼻のみ、額のみなど部分的に使うならば、1枚で十分ですし、1箇所に何枚も使っていると油分の分泌を促してしまうことにもつながります。
最初のうちは取り切れない間隔があっても枚数を増やさないように気をつけましょう。
トイレ休憩のたびにあぶらとり紙を使用するのは、やりすぎかもしれません。
1箇所1枚を守っていても、数時間ごとにあぶらとり紙を使用すると慢性的に油分が足りないのだと体が認識してしまう可能性があるからです。
油分の多いところから使う
顔全体に使う場合は、油分の多いところから使っていきます。
油分の多いところは、自身でも悩んでいる場所なので、自然と手が向いてきます。
主に、小鼻や額といったTゾーンと呼ばれる場所が多いです。
まっさらなあぶらとり紙で油分の気にならないところから拭き取り始めてしまうと、紙が油分をたっぷり吸い上げてしまい、乾燥が進んでしまいます。
反対に、油分が多いところは紙のキャパが少なくなっているので吸いきれず、2枚め、3枚めに手を出してしまうのです。
まとめ
今日は、あぶらとり紙を使わないほうが良いって本当?理由や上手な使い方は?という内容をお伝えしました。
いかがでしたか?
あぶらとり紙は正しく使えばすっきり出来ますし、メイクをと長時間持たせてくれるアイテムにもなれます。
これまで馴染みがなかった方も、いままで避けて通ってきた方も、試してみようかな、と思ってくれたら幸いです。
安く手に入るので、お試しで少量だけ使ってみるのもアリですね。
ドラッグストアでは売り場が狭く見つけにくい場合もあるので、通販サイトよりたくさんの種類の中からお気に入りのものを見つけてみてください。
あなたのメイクが一層かがやくメイクになりますように。