アホ毛ってなぜ出来るのでしょう。
朝起きてピヨン、トイレにいって鏡を見るとピヨン、お風呂に入ったあと髪を乾かすとピヨン。
ヘアミルクやヘアオイル、水でペタペタしてもすぐにピヨン。
何度抑えようとしても永遠にいたちごっこで根負けしてしまうことがほとんど。
ベタベタするのでなるべくバームで抑えるのは避けたくても最善策になってしまいますよね。
なぜこれまでにしぶとく髪が立ってしまうのでしょうか。
今回は、
- アホ毛はどうして起こるの?
- なりやすい人はいる?
- どうしたら抑えられる?
についてお伝えしていきます。
アホ毛はどうして起こるの?

アホ毛とは
アホ毛とは、髪をセットしていない状態やまとめている状態から意図しない方向に伸びる髪のことを指します。
イメージしやすいのは、頭のてっぺんにアンテナのように立っている髪ですね。
こういう髪は、スタイリング剤やヘアアイロンで直そうと思っても手強いので、すぐにもとに戻ってしまいますよね。
どうにもできないと諦めている人もいます。
似たような髪の様子として「おくれ毛」や「遊び」なども言われることがありますが、それはスタイリングでわざと出していることのほうが多いです。
あくまでも「アホ毛」は自然に出てしまう髪の毛のことを指しています。
アホ毛が起こる原因
アホ毛はなぜ起こってしまうのか。
理由は1つだけではありません。
- 毛穴が詰まっていて髪がうねりやすい
- 髪が傷んでいる・裂けている
- 頭皮が乾燥している
- 生え始めたばかりの短い毛がある
- 髪をすいた
- そもそも髪が短い
などたくさんあげられます。
髪にダメージが加わると、それだけ髪が切れやすくなったりうねりがひどくなったりします。
髪が短くなり、うねりが加わると、強力なクセがついてしまいます。
これによって、何度も直そうとしても直らないくせ毛となり、整えた髪に逆らってでてくるので「アホ毛」となります。
無造作ヘアとして活かす方法もありますが、キレイにまとめたいときにはやっかいですよね。
見た目はどのように変わる?

自分ではまとめたつもりでも、他人からはどう見えているのでしょうか。
なにか思いつめていることがあるのだろうか。
悩みがあるのだろうか。
話しかけないほうがいいのだろうか。
など、話しかけづらい雰囲気を出してしまうことにもつながりますね。

アホ毛になりやすい人はいる?
短い毛が多い人

ショートカットや段を組んでいる髪型など、短い髪の方はアホ毛として出やすいです。
髪が短いと、長い人に比べて枕や帽子などからの摩擦を受けやすいことがあげられます。
髪が長いと、枕や帽子で覆われている長さより下にも髪があるので、毛先が直接摩擦を受けることが少ないです。
それに比べてショートカットは、枕や帽子の布に毛先があたっていることが多く、摩擦がダイレクトに毛先に伝わります。
これにより、キューティクルが開いたり静電気によってダメージを追う確率が上がってしまうのです。
ショートカットは、空気を含んでふんわりとしている印象を与えることも出来る反面、毛根のつまりからくるうねりがすぐに現れやすいことも理由の1つです。
汚れや皮脂などによって毛根が詰まると、髪はうねりながら生えてきます。
ショートカットでは、毛根から毛先までの長さが短いので、うねりが如実に現れます。
長さがあれば重力でストレートに近くできますし、結ぶことで隠すこともできますが、ショートカットはそのような長さがないのでくせ毛としてハネてしまいやすいのです。
このように、髪が短い人はアホ毛になりやすい・見られやすい状態にあります。
髪が傷んでいる人

髪が傷んでいる人もアホ毛になりやすいです。
髪が傷むと聞いてまず想像するのが、キューティクルが剥がれている状態ですよね。
もちろんそのとおりです。
キューティクルが剥がれていると、髪の水分や栄養が失われていくので、枝毛・切れ毛の原因になります。
この枝毛・切れ毛が真っ直ぐな髪から枝分かれして存在することでアホ毛があると認識します。
枝毛の場合は、本来の髪から枝分かれしているので細く弱々しい髪です。そのため、抑えられたり操りやすい髪ではあります。枝毛が見つかる毛先は多くの髪が細く収束していたりもするのでなかなか発見しづらいです。
髪の長さによっては自分で確認すらできないこともありますよね。
枝毛を見つけても、見つけたときに切ってしまうことが多いので、あまりアホ毛の原因となっている馴染みがないかもしれません。
問題なのは、切れ毛です。
切れ毛は、髪の栄養が足りなくなってしまい髪が切れた状態のことをいいます。
髪を抜こうとして途中で切れてしまっても切れ毛といいますね。
切れ毛の場合は、髪の太さがある程度確保されています。
糸やロープをハサミで切った断面見たく、ブツリと切れているのでいきなり髪を触っていた感覚がなくなったように感じます。
また、髪を故意に引っ張って抜こうとした場合は、髪にテンションが掛かっていたので髪が伸び切った状態にもなります。
髪がうまく毛根から抜けなくて髪が縮れてしまうのは、そのテンションがかかっているからなのです。
どうしたらアホ毛を抑えられる?
シャンプーを見直す

洗浄力の強いシャンプーで髪を洗っていませんか?
頭皮の汚れを取るのに、ある程度の洗浄力は必要です。
しかし、泡立ちが良いから、さっぱりするから、という使用感にこだわりすぎてしまい、実は洗浄力が強すぎたという場合も少なくないのです。
洗浄力の強すぎるシャンプーで頭を洗うと、頭皮は過度の刺激を受けます。
刺激を受けた頭皮はバランス良く保っていた皮膚が破綻し、そこから水分が逃げていきます。
こうして頭皮が乾燥してしまい、ダメージを受けてしまいます。
頭皮がダメージを受けると、それを修復しようと栄養が髪に行き届かなくなります。
その結果、栄養がないというダメージを髪が負うこととなるのです。
洗浄力も大事ですが、重要視してほしいのは保湿です。
洗浄力よりも保湿に力を入れているシャンプーを使用することで髪内部の水分を蓄えてダメージに強い髪に仕上げてくれます。
洗浄力は中等度でOK。
強すぎず髪に優しいシャンプーを選びましょう。
ドライヤーで抑える

日々のドライヤーでも抑えることはできます。
ドライヤーの手順は
- タオルドライ
- ヘアミルク/ヘアオイルをつける
- ドライヤー(前髪→うなじ→横・うしろ)
- ヘアオイル(スタイリング)
の順番です。
詳しくはこちらの記事を参照してください。

ドライヤーの前のヘアミルクやヘアオイルにもこだわることができます。
それは、保湿力が高いものを選ぶこと。
ヘアミルク>ヘアオイル
ヘアミルクのほうが、ヘアオイルより保湿力は高いです。
ヘアミルクは水性の成分を主にして作られているので、お風呂上がりのドライヤー前に水分補給をするのに向いています。
ヘアオイルは、油性なので、ドライヤー後のキューティクルのコーティングや水分を蒸発させないためのケアをするのに向いています。
スタイリングに1手間

- お出かけ前のヘアオイル
朝やお出かけ前にスタイリングをするとき、ヘアオイルを毛先や髪全体に塗っていますが、プラスしてアホ毛の気になるところにも塗りましょう。静電気や摩擦が原因で逆立っている場合には、オイルで静電気や摩擦をなくしてあげることで収まります。 - ヘアバームでピンポイントにアタック
寝ぐせやアホ毛を抑える用のヘアバームも市販で販売されています。そのため、ヘアバームを使って髪を抑えることもできます。ヘアオイルより確実に抑えることが出来るので、日中も仕事をしていて出てきてほしくないなど、長時間抑えたい方にはおすすめです。 - 分け目を変える
いつもと同じ髪型にしていると絶対にアホ毛が出てきてしまうときには、分け目を変えてスタイリングをするのも1つの方法です。アホ毛が多い方向へ髪を持ってきてみたり、左右の髪の比率を変えてみることでアホ毛として立っている髪を分けた髪の中に紛れさせることができます。こうすれば気にならないですよね。 - ヘアスプレーで固める
ヘアバームと方法は似ていますが、髪のボリュームを失わずに髪を固定できます。髪の量が少なかったり髪にボリュームを持たせたい方はこの方法もおすすめです。コームを気になる箇所に置いて、スプレーを掛けます。ゆっくり流したい方へコームを梳かして髪を固めれば完成です。アホ毛を狙い撃ちしたいときは柄の部分で抑えると効果的です。
スタイリングでヘアオイルを使う方はこちらも参照ください!

急いでいるときはこんな裏ワザ

急いでいて時間がない、出先でスタイリングに時間をかけていられない、こんなときはハンドクリームを使うと良いです。
ハンドクリームは水分と油分が合わさってできています。
しかも手に使うもので、乾燥や静電気から守ってくれるものです。
ヘアミルクやヘアオイルと似ていませんか?
方法は簡単で、ハンドクリームを手に取り、手のひらで広げます。薄く広がったら髪を撫でるようにつけます。このとき、気になる部分を真っ先につけてあげることで必要な分しっかりとハンドクリームを塗ることができます。手に残ったときは横髪や毛先に塗ると、ワックスのように髪を整えることができます。
自宅を出る前にハンドクリームを塗った手で軽く髪を撫でるだけでもしばらくはアホ毛をなくすことが出来るので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、アホ毛が出来る原因とその対策法についてお伝えしました。
アホ毛が出来るのは、髪が傷んでいたり、成長途中の短い毛が思っていた流れからはずれることでアホ毛と認識していたからなのです。さらに、髪の短い人や髪が傷んでいる人はアホ毛が出やすいこともわかりましたね。
予防法も普段の1手間を変えるだけで、見直すだけで変えられるのでぜひ試してみてくださいね。
毎日続けられるのがベストですが、思い立ったときに実践してみても効果はあります。
効果が明確にわかると、そこから続けようと思えるので、まずはアホ毛が抑えられることを実感してください。